中国市場進出の基本 第3回 ヒット商品を生む道のり①
日本市場でヒット商品をつくることと、中国市場でヒット商品をつくることは、その手法は異なるものの、かかる労力やコストは同じかそれ以上である。何故ならば、「火をつける」作業は変わらず、さらに言葉の壁・文化の壁を越える必要がある。
日本市場でヒット商品をつくることと、中国市場でヒット商品をつくることは、その手法は異なるものの、かかる労力やコストは同じかそれ以上である。何故ならば、「火をつける」作業は変わらず、さらに言葉の壁・文化の壁を越える必要がある。
2018年末に新しく開始されたEC法の影響で、インバウンド需要に影響が出ている。ソーシャルバイヤーによるハンドキャリーでの持ち込みが対策が厳格化した結果、化粧品、紙おむつの国内需要が減少してきている。
訪日外国人客数は3000万人を超えたが、その中でも8割は、中国・韓国・台湾・香港からの訪問客で占められている。特に中国人は訪問客数で1位であるだけでなく、成長率も上位の方で10%以上である。また、人口・経済規模の観点からもポテンシャルがある。
中国市場の攻略には、一旦日本市場での成功体験を忘れ、虚心坦懐に中国人消費者の行動を観察し、しっかりとした周知活動、販売促進活動を行うことが必要不可欠である。
2018年に訪日外国人客数は3000万人を突破した。3000万人の地域別の内訳を分析すると、アジアからの訪問が8割以上をしめる。その背景にある要因や今後トレンドについてのべる。
2018年の上海税関における日本製化粧品・コスメ商品の輸入がほぼ倍増になったことを踏まえ、中国における化粧品市場全体の成長率と対比すると同時に、今後の成長の見通しについてのべる。
2018年11月11日 独身の日。アリババ集団の1日の取扱高が、楽天市場の年間総取引高3.4兆円を超え、2135億元(3.5兆円)を記録した。地理的に優位な日本企業にとって、この巨大マーケットの攻略こそが次の成長を支える取り組みとなることに違いない。
越境EC等の販売方法が増えることで、インバウンドのみならず、中国国内の消費者への販売も容易になってきている。しかし、実際には強い小売の交渉力に負けてしまうメーカーも多数存在している。どの販路で力をつけて、どこで儲けるのかを明確した戦略・シナリオが重要になってくる。
訪日中国人観光客の日本国内における買物消費の約3分の2が、個人旅行客と代購によるものと推計される。代購が購入していくのは、売れ筋商品が中心であったが、最近は中国市場では知名度がまだ高くない商品も扱いを開始しており、彼らを活用してプロモーションを行なっていくアプローチも存在している。
2017年の訪日中国人観光客による日本での買物の合計金額は、「爆買」が始まった2015年よりも、増加しているという調査結果を紹介させていただきました。今回は、その購買行動について更に考察していきたいと思います。